スタート・ホールのティー・グラウンドを確保する

マスターズ・トーナメントの観戦方法は十人十色。ごひいきの選手について18ホール回るタイプの人もいますし、ティー・グラウンドやパッティング・グリーンなど場所を特定して全ての選手を定点観戦する人もいると思います。もちろん作戦を考えないで当日の気分であちらこちらをうろうろしてもいいと思います。

さまざまな観戦方法はありますが、1番ホールのティー・グラウンドの後方もしくは両サイドに折り畳みいすを置いて観戦するスタイルは定番です。それがゆえに場所取りの競争相手は多いです。

早朝入場は必須

1番ホールのティー・グラウンドの場所を確保するには早朝にNorth Gateに来ることが必須です。ここに置く事ができる椅子は係員がコントロールしていますので制限があります。お客様の体験談からは、ティー・グラウンドの後方は15席×3列=45席、サイドは片側に20席、両側で40席程度です。合計85席ほどが1番ホールのティー・グラウンド周りに陣取れるようですが、後方の1列目はパトロンのために優先的に取られているような雰囲気だったそうです。(注意:お客様の個人的なご意見であり確認した訳ではありません。)

85席争奪戦。本戦初日(木曜日)は6:00前にNorth Gateに行きましたが、既に100名近くの観客が待っていました。8:00 Gateオープンでしたが、6:25頃に係員は観客を外門から内門へ移動の案内を開始しました。約100人単位で順次観客を通していたようですので、最初の100人に入ることが必須だと思います。

North Gate外門
内門に通ずるコリドー

手荷物検査場で一旦待機

内門前まで通されましたが、ここで一旦待ちます。内門で手荷物チェックとチケット、バッジのスキャンを行いようやくゴルフ場内に入れます。うっかりルールに抵触している荷物を持っていると入場を断られたり、手荷物預かり所に置かされるなど余計な時間を使ってしまいます。くれぐれも最小限の荷物だけで入場して下さい。前日にギフト・ショップでAugusta National Golf Clubオリジナルの折り畳みいすを購入された方は持参をお忘れなく。折り畳みいすは持込OKです。

North Gateの内門
North Gateの内門

入場後も所定の場所で待機

入場後も係員の案内でスコアボードのあたりまで進みますが、ここでも一旦待機させられるそうです。そして7:30頃、ついにコース内への案内が始まります。あらかじめ1番コースのティー・グラウンドの場所を確認しておきましょう。そこに一番近い場所で待機することが重要です。お客様は無事ティー・グラウンドの後方に場所を確保することができました。

 

暗黙のルール

折り畳みいすにはみなさん名刺などをはさみ、自分の椅子であることを確認できるようにします。マスターズ・トーナメントを観戦されるお客様はマナーがいい人ばかりですので、この椅子をどかされる事はありません

ただし席が空いていると別の観客が座って観戦しますが、所有者が戻ってきたら素直に席から外れます。これも暗黙のルールのようです。

このルールのおかげでお客様は念願の1番ホールのティー・ショットを観戦できましたし、小腹が空いたり、ドリンクを補給したい時、お土産を買いたい時には心置きなく自席を離れることもできたそうです。

さあ皆様はどんな観戦スタイルでマスターズ・トーナメントを楽しみますか?

 

※以上の情報は2019年4月8日〜12日に滞在し収集したものです。本戦の情報はお客様からお聞きした内容をまとめたものです。また写真は練習日に撮影したものです。